あなたそれはYOU 有名人なの
わたしそれはI 愛のラビリンス
「たいせいくんが好きで、なんだかんだでくっついたりしてたある日、お誕生日おめでとうやったんだけど間接的に彼女の存在がわかって(しかもかわいいこ)勝手に失恋する」
今朝のツイートだ。
夢に好きな人が出てきて、
その人に対して淡い恋心を抱いているのだけれど、結局私よりも可愛い子の方に行ってしまったことがわかり、
間接的に失恋が発覚してしまうという夢だった。
夢日記をつけると、夢を自在に操ることができるという。
所謂明晰夢と言われているけど、そんなものは都市伝説な気がしている。
私のことを古くから知っている人は、これまで私が夢に苦しめられてきたこと、
夢(dream)という概念が私から切っても切り離せないことを知っているだろう
夢を思い出す瞬間が一番怖いと思う
さっきまで自分の内側にあったのに今は空に溶けてしまっている
森山直太郎のうんこと一緒だから、彼の気持ちがとてもわかる気がしている、何か自分から離れていくことが怖いさっきまで自分の一部だったものが解離していく、
夢は私のものじゃ無いんだって。
この時のブログは、特に理由とか意味はなくて
シュルレアリスムにおける自動筆記(オートマティズム)を意識したものだった。
潜在意識、その場から、口からただ流れ出す言葉を筆記していくこと。
そうすれば夢に近づけると思っておこなった私は、現代のシュルレアリストの一員なのかもしれない。*1
今日見た夢の話に戻ろうと思う。
かつては悪夢にうなされた私だったが、はっきりと現実味を帯びた夢を見るのは久しぶりだった。
好きだという恋の心拍数を感じる。
顔が近くまで、頬が触れるくらいに接近する時の産毛のもどかしさ
失恋してしまう、胸の苦しみ。
どれも私がかつて経験したことで、感覚として覚えているものだった。
最も、夢の流れは私が大学に入って初めて好きになった人の時と似ている。*2
しかし、この夢には完全に欠陥が存在している。
それは、好きな人が、夢の対象が
紛れもない、アイドルということだ。
アイドルもまた、夢のような存在である。
夢であり、夢を売る。
しかしそこに存在しているのだが、存在しているが故に夢のようであるのだ。
応援したからといって私が彼から何かしてもらえるわけではないし、
絶対に恋愛関係に至ることはない。
アイドルである彼と、一般的なプライベートの彼は全くの別人であり
後者を追えば追うほど、アイドルと観客との夢の関係は崩れていくのだ。
アイドルに対するストーカー行為、犯罪は所謂こういうことであるのだ。
とにかく朝目が覚めて、私が抱いた感情はとにかく
切ない ということだった。
そして、悔しく恥ずかしいものであった。
それは一つ、あまりにもリアルすぎる失恋であり
もう一つは、齢21にもなって、夢に恋をしていることだった。
そろそろ現実を見つめて新しい恋を見つけなければいけないのにも関わらずである。
夢が、再び現実世界との境目をなくし始めている。
そんな精神世界の揺らぎを見たね。
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