わたしの内出血

頼むから静かにしてくれ

サンタクロースにお願い

 

今年も12月が終わろうとしている。

 

ハロウィンが終わったら、世間は一気にクリスマスモードで

クリスマスはケーキを食べたり、イルミネーションをみたり

すごく西洋的なことをするのに、25日が終わった瞬間お正月モードになるのはなんだか面白い。

 

この年末のバタバタ感が実は好きだ。

人っていうのは何か考えてたりしないと、あっという間に過ぎ去っていく時間の流れに流されちゃう。

だから、バタバタしているとすごく生きているという感じがするのだ。

 

それこそ、クリスマスなんて行事そのもの自体はなんでもない。

そもそもイエスキリストの生誕を祝う日(誕生日ではない)であって、極東の日本が一周回って大切な人と過ごす日として捉えているのはなんだか面白い。

 

サンタクロースの伝説もキリスト教文化に裏打ちされたものであるけど、真っ赤なお鼻のトナカイさんをつれた赤いオヤジというステレオタイプも国によりけりらしい。

 

どこかの外資系企業がビジネス戦略によって植え付けたのに違いないと思っているんだけど、やっぱりこの寒いけれどポカポカしている景気の良い雰囲気は嫌いになれない。

 

今年はめちゃめちゃに24日までバイトしてた。非常に疲れたけど、いろんなお客さんとお話しして、楽しかったな。

夜は家でまったりホットワインを飲んで、25日にはクリスマスマーケットに行った。

混雑が怖かったので昼飲みで済ませた、その為夜には家に帰っていた。

 

そうしてその後、年末番組を見たりしていたんだけど、今年のクリスマスは今までで一番まったりしていたんじゃないかなあと思う。

去年はバイト先の人と朝までスターウォーズについて語ってたし、その前の年は滝に打たれてた。

三年前は彼氏と過ごしたけど、気づけばなんだかんだで充実した二日間を謳歌していたのだ。

 

私は天邪鬼なので、一時期クリスマスを憎んだりもしたけど、なんだかんだで好きなことを認めます。

 

まあ、私は今彼氏がいないので残念ながらサンタさんは来なかったよ。

実はいたりするのかな、なんて朝ベッドの横を見てみたけどダメだったね。

 

子供はいつまでサンタさんがいると信じているんだろう。

私は小学校三年生までだった。

クラスの友達が「本当はサンタさんはお父さんとお母さんなんだ」って言いふらしたから、その日は大慌てでいろんなタンスを開けてプレゼントを探したものだった。

 

子供が願うものは決まっておもちゃだけど、うちの弟は「カメレオンが欲しい!」とねだって黙らなかったので、母は大変だったと思う。

 

最近「夢ってなんだろう」と考えることがあったんだけど、そう考えたら子供って突拍子もないことを願ったりするように、可能性があるんだと感じた。

 

カメレオンが欲しいしかり、ものじゃなくても願うならば、将来の夢がサッカー選手であってもいい。

何かを願うということは、願いが叶えられれば幸せになれるという自信に裏打ちされている。そこには計り知れぬ希望が詰まっている。

まさか将来の夢がお嫁さんな女の子なんて、いない。(そもそも論で、フェミから攻撃されそうね)

 

でも実際にサッカー選手になれる人なんか本当に一握りなわけで、夢の持つ力が大きければ儚さというのも底知れないのだ。

 

私の幼稚園の頃の夢は科学者というか、何かを生み出す発明家だったんだけど、なんで憧れていたのかは忘れちゃった。なかなか女の子では珍しいと思うんだけど、圧倒的に理数系科目がダメで気づいたらそのルートは手札から消えてた。

 

何か凄いものになりたいという、誇大妄想と承認欲求は大学4年生の就職活動で否定される、それはもはや通過儀礼だ。

 

はて、就職先が決まって卒業が確定している身分の私の夢ってなんだろうか。

 

心当たりがあるのは、お給料を貯めて、中古でいいからMINIかワーゲンのクーペを買うことだ。

しかし、お金で買えるものなんてつまらない。

お金さえあれば、手に入るのだ。

何かを買うことを目標にするのはいいけれど、とんでもない人生の勘違いを起こす原因になる気がするのだ。

 

もっと、人生における、本質的な夢ってなんだろうか。

このまま漠然と進んでいく時間と、将来において、自分がどう暮らして、どうあるのか、想像ができない。

 

キラキラとした、何か、夢が欲しい。

 

もしサンタクロースがいるのなら、夢が欲しいって言いたいな。

 

クリスマス

星の降る夜にでも

叶わぬ夢だってあるだろう

小さい頃はおもちゃをねだったけど

今願うのは お金じゃ買えないもので困るよ 

 

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