わたしの内出血

頼むから静かにしてくれ

読書の秋と続:お札と硬貨

お久しぶりです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回の更新から約半月たって、まさか本当に三日坊主なのかと自分でもびっくりしそうになりましたがどうにかこうにか筆をとった次第です。(デジタルだけど)
今日はなんだか調子がいいし?ですます調で行こう。




さて、秋も深まりました。
芸術の秋、食欲の秋、今回は読書の秋がテーマです。


私は結構本を読むほうだと思ってました。
小学生の頃、それまで本なんて全く読まなかったのに「心の処方箋シリーズ」である青木和雄の「チェンジリング」と吉富多美の「リトルウイング」という児童書を読んだことから文学の世界にはまりました。


けれど、本をたくさん読んでいたと思っていたのは小学生の頃だけ。
学年が進むにつれてやっぱり自分より本を読んでいるなあと感じる人は増えて、高校に入ってからはいよいよ自分は読書量が少ないと感じ始めました。

愛すべきほむほむ(歌人 穂村弘)も同じことを言っていたことを思い出しました。
(彼は年下で自分より本を読んでいる人に二階堂奥歯を挙げた。残念ながら記述された本が出版された時点で故人であるが)

クラスで国語の偏差値がトップの子は自分の何倍もの本を読んで、大体の有名文学作品は網羅しているそうです。(若きウェルテルの悩みを読んでいる時に「それいいよね」と言われたときはびっくりした。)

その子は本当に本の虫だし、一見本しか読んでないように見えてもそれが国語の点数獲得への身近な道だったりするかもしれないですね。

たしかにこの学校に進学してからは有川浩山田悠介ラノベしか知らないような子には出会っていません。(批判してるわけではないし、有川浩はだいたい読んでます。)




そんなこんなで読書の秋ということで最近は趣味の映画鑑賞よりも読書に力を入れています。

最近読んだのは
村上龍の「コインロッカーベイビーズ」
村上春樹の「風の歌を聴け

今読んでいるのは
谷崎潤一郎の「春琴抄」

今後読む予定なのは
伊坂幸太郎の「グラスホッパー
星野源の「働く男」



はい。ここからこの前にも書いた「お札と硬貨」についての話が始まります。


きっかけは最後に書いた 星野源の「働く男」。
買ったのは昨日の午後でした。


駅の口内にあるブックエキスプレスにて購入しようと思いレジまで運びました。

その日私の財布には一万と五百円しか入っておらず、どうしてもお札を崩したくない私(詳しくは「お札と硬貨」にて)は全国の大体の書店で使えるクオカードを使おうと思っていました。

そんなときに店員のお姉さんから言われた衝撃的な一言「クオカードは使えません。」



ええええ!なんだって……!!
(あとで調べたところ使用できる店舗は限られていたらしい。)

困る、とても困る。五百円じゃ足りない。でもお札は崩したくない。でも本は読みたい。ああ図書カードを使えば良いのだ。いやいや、図書カードはもっと尊い。ビレバンで雑貨が買えるじゃないか。

と頭の中で瞬間的に利益考量した結果

本>図書カード>一万円札

になってしまいました。渋々お札を出した……つらい。



このような個人的な大事件について帰りの電車で友達と議論しました。彼女との議論はくだらないのだけれどそのくだらなさがたまらなく面白いのです。

その時言われたのは
「それ、おかしいよ。狩野アナと一緒だよ。」という一言。


狩野アナ、狩野恵理さんはテレビ東京に勤務するアナウンサー。あのモヤモヤさまぁ~ずで大江アナの跡を継いだあのアナウンサーです。ちなみに私はモヤさま見たことないです(?)

ある日のモヤモヤさまぁ~ずで狩野アナが八千円のものを購入した時のことです。

狩野アナは八千円を持ち合わせていながらも「一万三千円」をレジでだしたそうです。


果たしてどうしてなのか…。

感のいい人はお察ししましたよね。狩野アナは八千円と一万三千円の差額「五千円札」をもらおうとしたのです…。


なんて…小賢しいんだ………。


そんなめんどくさいのと私は一緒にされたの!?

いや、別にいいんだけど…他人からしたら私のお札崩したくない&お札を作って行う節約は同じなのかもしれない…。

しかし私はまだ学生である身だし、そんな大金を使うことはまずない。

狩野アナが一万三千円を出したのをただ単にお札にして財布を軽くしたいという理由なら私の節約お札術とは訳が違うじゃないか。

そんないちゃもんをつけて、彼女もうっすら納得をしてその場は収まりました。



個人的にそのお札に関する節約術は常識だし、だからこそお札を崩そうとは絶対しない。

けれど他人の視点から見ると意外にもかなりその行動が小賢しかったり気難しかったりと思われることもあるわけです。

なんか…ちょっと、一ミリくらいは成長した気がしました。