わたしの内出血

頼むから静かにしてくれ

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジムノペディに乱れる

第1番 ゆっくりと痛ましげに 第2番 ゆっくりと悲しげに 第3番 ゆっくりと厳かに 板尾創路のせいでエリック・サティ=日活ロマンポルノ のイメージが定着してしまった。 下ネタばっかり考えてる。 そんな事はどうでもいい。 いつの間にか自分は「FUDGE」から…

アラベスク二番

地獄地獄、見晴らしの良い地獄から この世に平和が存在するのだと知った。 ドビュッシーの「アラベスク二番」を聴きながら、コーヒーを飲んだ午後。 確かにそれが、存在していた。 どうでもいいけどドビュッシーが下ネタだなんて誰も教えてくれなかったわ。 …

LAST TANGO IN PARIS

ーー人は孤独を克服できるのか 顔が崩れ、今にも部屋と同化・分離しそうな男女の絵から本作は始まる。偉大なるフランシス・ベーコンによる絵画はまるで疲れ切った現代人の様だ*1。 「ラストタンゴ・イン・パリ」(1973)の冒頭は、フランシス・ベーコンの二…

Norwegian Wood

「村上春樹読んだことある?」 「私は今ノルウェイの森を読んでるよ」 悲劇的な人権侵害にあった一週間だった。 人としての尊厳が、ここまで、人に、私の心が土足で踏みにじられる感覚は初めて。 本当に初めて。 心にヒビが入る音を私は初めて聞いたのかもし…

21世紀より愛をこめて

「人と人は一生分かり合えないと思います」 「だから、話す事で寄り添おうとするのだと思います。」 4月に入って、15日目を迎えた頃だった。 ある広告系企業の面接で答えたことを思い出した。 話の流れは忘れちゃったんだけど、多分ゼミでディスカッションし…

RE-OVERDOSE

「きっと君はそこにいるよ。」 自分を自分たらしめる要素とはなんだろうか。 人との繋がりだろうか、過剰な自意識だろうか、 強迫症状がなくなった。 4月に入ってからだと思う。 私はこれまで数年間、いつからかわからないけれど強迫性皮膚摘み取り症と呼ば…