はのはなよ
メンヘラ神
自分の価値観を構成してくれた文筆家は誰だろうかな、って考えていた。
彼女達は、生きる事が正しいっていう世の中に戸惑う私に、希望をくれた人。
毎日飯を食い糞をすることの陳腐さ、つまらなさ。(陳腐って言葉が既に陳腐なのですが)
「命を大切にしなさい」っていう言葉の所在の不明確さ、全てに嫌気がさしていた私に遠回しの「YES」をくれた。
もちろん、メンヘラ神さんはとっくに人生ドロップアウト済み(5年前、彼岸行き列車に乗った)、はなよちゃんは精神病棟ですがね〜。
残念ながら大森靖子さんは勝手に除籍。勝手に騙されたなあってずっと思ってた。
私は断然、初期の頃の歌が好きなんだけど、どんどん自己愛にまみれた自己プロデュースになって行って、気持ち悪くなった。基本的に自分のこと好きな人嫌いなんですよね。
一生「絶対少女」でいいです、絶対。
さて、先日友人と話す機会があり、かなり刺激されました。彼女は自分が嫌いらしい。
一方で、とても向上心があり、自分を変えたいと思っており、丁寧に日記を描き、人の誕生日を覚えて、それは簡単にはできないことだと思うし、努力している。ちっとも最低な人間ではないと私は思う。その心があるだけでもう素晴らしいなって感動しちゃったな。
完璧って完璧じゃないから美しいっていうじゃないですか。
でもね、でもそれはとても素晴らしいことなんだけど、私には真似出来ないことなんだ。
根本的に自分が好きになることが、嫌いなのだから。そもそも生きる事の「YES/NO」という命題で闘っている以上、それ以下の問題なのだ。
どんどん膨れ上がる自己肯定感とナルシシズムでメタボリックに人生を消費することって、ほんと「気持ち悪い」。
(少なくとも自分にとってはね!)
(他の人は知らない!すごい!)
(出来ればそうなりたいし、そうであることが生きやすいことも此方了承済み、相場理解)