わたしの内出血

頼むから静かにしてくれ

アナーキー・イン・ザ・1K

 

誰かの繊細な祈りを永遠にしたい


私はこれから死にゆく運命である、と言うのも運命は変えられない。

永遠の命など存在しないし、望むべきではない、

形あるものはいつか崩れゆくが故に美しいのだと思う。

 

かつて、摩天楼の美しい夜景を目にしたことがある、

その数えきれない輝きは幾千という働きによって保たれている。

 

美しさを保つと言うことはとても難しい、抗えないことだと思う。

形あるものはいつか崩れゆく運命である。

 

今が一番素晴らしいと実感しながら、儚い永遠を理解し、崩れゆく姿を目にするのはとても辛い。

 

私は今ここにいます、なんとか食いしばって生きています。それはとても尊いことだと思います。

 

あれだけ死んでしまいたい、生きている意味なんて到底ないな、と思ったことは幾度とあるけれど、「ああ、幸せなのはこれきり」と思えるほど人生は素晴らしい。

 

それでも、いつか死にゆく運命なのです。それならば、私は私の美しい、繊細な祈りを永遠にしたい。

それは私が誰かを愛し、愛されたい、

それ以上に愛したいと言う欲望の上に成り立つ祈りを。

素晴らしき人生のはなむけとして。